非正規労働者が年金,海外旅行、雇用、労働、社会について思うことを述べるブログです。
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バングラデシュのダッカ南部のハザリバーグ地区は、革靴の原料になる皮革のなめし工場が並
ぶ。およそ200の皮革工場が軒を連ねる。バングラデシュ国内の皮革の9割がつくられ、3万
人の皮革工場の労働者が働く。汚水や悪臭の原因は、工場で使う化学物質だ。マンガンやクロム
や硫黄の化合物質である。有毒であるが、労働者たちは直に素手でマスクをつけずに働いてい
る。毎日、およそ2万立方メートルの排水が、市内を流れるブリガンガ川に垂れ流しになってい
るのだ。皮革工場から未処理の液体有毒化学物質が排出されており河川、道路脇の排水路や運河
に流れ込んでいるだけでなく、毒素は地下水にまで染み込んでいる。排出された有毒化学物質は
住宅地に色のついた水たまりや池となって現れ、皮革工場で働き生活する人々に悪影響を及ぼし
ている。その多くは慢性の呼吸器系障害や皮膚病である。生皮の加工にはクロミウムや硫黄、マ
ンガンなどの有毒な化学薬品が使われる。労働者は換気の悪い工場で酸や染料などに浸った皮を
直に素手で作業する。
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