↓台湾国鉄の車両の中に掲示されていた薬物に対して注意を促す広告
★ケタミンとは何か?
日本では麻薬指定されている物質である。麻薬取扱者免許を取得してない人が使用すると麻薬及
び向精神薬取締法の違反になる。ケタミンはアリルシクロヘキシルアミン系の解離性麻酔薬であ
る。したがって解離性麻酔薬であるため、他の麻酔薬と比較し呼吸を抑制しない大きな利点があ
る。ケタミンは世界保健機関(WHO)による必須医薬品の一覧に加えられている。麻酔薬とし
て、特に獣医師や、大型動物を実験に用いる研究機関では常備薬になっている。人間がケタミン
鼻孔吸入、経口摂取、静脈注射した場合臨死体験などの幻覚作用があり、悪夢を見たり、人前で
言ってはいけないことを言ってしまったり、嘔吐してしまうという副作用もあるそうである。
★アジアで蔓延するケタミン
中国大陸、香港、台湾と広い地域でケタミン乱用者がたくさんいる。なぜならば、ケタミンは末
端価格が安いため若者や低所得者でも安易に入手しやすいからである。台湾においてはケタミン
の逮捕者が2005年には587人、2013年には3,393人(2005年の逮捕者の5倍以上)と急増してい
る。
★日本人が台湾で気をつけること
・台湾における麻薬等違法薬物の取締りは非常に厳しく薬物犯罪の最高刑は死刑である。絶対に
薬物には手を出さないこと
・変な人から荷物を受け取らないこと(薬物の運び屋にされてしまうため。)
・手荷物や受託荷物に薬物等を入れられてしまうことがあるため,空港等においては荷物の管理 を徹底すること。(セットアップに注意)