↓ 淡水駅前のベンチに座っているホームレス男性がいた。服はヨレヨレ、髪はボサボサで、足の裏は真っ黒だ。3月の台湾北部は結構、雨が多くて肌寒いんだよね。ホームレス男性の右横ではカップルが食事をしていた。周りの人々は極めて無関心である。誰もホームレス男性には近づこうとはしない。これが台湾社会の厳しい現実です。筆者の年金太郎は当日、滞在先のホテルからMRTに乗って淡水駅に来たが電車内ではおそらく通勤中のビジネスマン達やキャリアウーマンをたくさん見かけた。町中では原付バイクで通勤する社会人達をみかけた。台湾社会にも厳然とした格差があるようだ。
往々にして 豊かな者は社会的弱者であるホームレスの立場が理解できないため、ホームレスなどの社会的弱者には無関心になりがちである。一方、社会的弱者であるホームレスは社会との接触
を拒むようになり健全な社会復帰がより一層難しくなるのだろうと推測される。