三田佳子、長澤まさみ、貫地谷しほり、優香と聞いて皆様は何を想像するだろうか?当然、彼女たちは日本の女優であり、タレントであり芸能人である。実は彼女たちにはある共通点があるのである。なんと、彼女たちは歴代の
国民年金基金のイメージキャラクターなのである。
国民年金基金は国民年金の第1号被保険者(自営業者)の老後の所得保障のために、平成3年4月につくられた。まず、国民年金基金の掛金は全額が所得控除の対象となる。加入員は最盛期の平成13年度末に約78万人であり、平成25年度末には約48万人まで減少している。年金財政の推移を見ると、平成25年度は給付確保事業(1口目)、基金2口目
以降(全基金合計)、中途脱退事業(連合会)のそれぞれの資産、責任準備金、過不足は以下のようになる。
資産 3兆6069億円
責任準備金 4兆4908億円
過不足 △8839億円
8839億円という巨額の債務超過状態といわざるを得ません。もしも、国民年金基金が破綻することになったら国民の税金を投入して救済してくれるのでしょうか?まったくもって、先行きが不透明です。