〔事実関係〕
日本年金機構の職員端末がウイルスに感染し、氏名、生年月日、住所、基礎年金番号の合計125万件が流出した。日本年金機構は平成27年5月28日に
個人情報が外部へ流出したことを確認したとのこと。
具体的には和歌山事務センターの届書受付管理簿ツール、沖縄事務センターの国民年金の届書の受付管理簿、沖縄事務センターの文書送付対象者リスト、沖縄事務センターの補正対象者リスト、沖縄事務センターの記録突合審査業務の管理簿、記録突合センターの記録確認対象者リストである。
ということは、例えばDV(家庭内暴力)で離婚していたり、別居している人が配偶者から現在の
住所なんかもばれちゃうのかな。
国民年金の加入者の自宅にオレオレ詐欺や還付金詐欺みたいな電話がかかってくるのかな。
以前は紙の台帳で記録を管理していたけど、記録問題が起きてしまった。
社会保険庁のときの労働組合が現在の社会保険オンラインシステム(コンピューター)の導入に
反対していたけれども(人員が削減されてしまうから)、最終的にはコンピューターが導入された。やっぱり、万能なものは存在しないんだね。マイナンバーが話題になってるけど、延期され
ちゃうのかな?現在、免除(納付猶予も含む)や学生納付特例を申請すると、日本年金機構は自治体に申請者本人、配偶者、世帯主それぞれの所得情報の照会をしているはずだ。仮にマイナンバーが導入されれば現行よりも、より早く、より効率的に事務処理が進むはずなんだけど、今回の個人情報流出は本当にタイミングが悪かったとしかいいようがない。
結果的にみると今回の個人情報流出では沖縄県がターゲットにされたのかな?それとも、偶然、沖縄県だったのかな?すでに流出した個人情報が悪用されて不審な電話がかってきたり、詐欺未遂みたいなことが起きてるみたいだね。とにかく、今後の生活に注意するしかないようである。
※事務センターは年金事務所で受け付けた届書(加入・喪失など)や申請書の処理,郵送による受付業務を行っている。